【子どもの読書】３歳オススメ☆どこいったん/ちがうねん/みつけてん

こんにちは。

突然ですが、兄妹やお友達など、一つしかないものを複数で欲しがったときどんなふうに声を掛けますか？

順番を待ったり、じゃんけんで決めたり、はたまたケンカになってしまったり…色んなシチュエーションが目に浮かびますよね。

今回はこんな結末を迎えられたらハッピーだなと思わせてくれる、素敵な絵本のご紹介です。

月齢の低いお子さんはまだ難しいかもしれませんが、こんな方法もあるんだなと感じてくれたら…ひいては選択肢の一つになってくれたら嬉しいなぁと思います(^^)

みつけてん

ふたりづれのかめが、ぼうしをみつけました。
でも、ぼうしはひとつだけ。「ぼくら ふたりやのになぁ。」
はたして、ふたりはぼうしをかぶることができるのでしょうか？

ひとつしかないぼうし。でもふたりとも気に入っている…。そんな時どうしますか？取り合いになったり、相談したり、譲り合ったり・・・くじ引きやじゃんけんなど、恨みっこなしの選び方だってあると思います。どんな方法にせよお互いが納得できる形になれればいいですが、なかなかうまくいかないこともありますよね。

本の中で2匹のカメが登場し、かれらは”見つけなかったこと”にするんです。でも、心の中では気になって仕方がない…文字量は多くないのに、イラストが物語ってきて目が離せません！わが子は2歳の時に初めてこの本に出会いましたが、3歳、4歳、5歳と年齢が進むにつれて、文字では紹介されない、キャラクターの表情や情景を読み取ることができるようになっていったと思います。

作家のジョン・クラッセンさんはカナダ生まれ。ロサンゼルス在住の方。海外の方が描かれた絵本に、長谷川義史さんの大阪弁がここちよく、物語にマッチしているのがまた面白いです。最後はほんわかできる絵本ですので、ぜひ読んでみてくださいね(^^♪

実はシリーズ３作目の、完結編

この「みつけてん」は、人気絵本「どこいったん」「ちがうねん」につづくジョン・クラッセンの帽子シリーズの3冊目という位置づけで、この絵本で帽子シリーズ完結です。3冊のストーリーがつながっているわけではなく、それぞれの絵本にキーとなるぼうしが登場するのです。

前の2冊もとても楽しい本ですが、若干ホラーめいている部分もあり、、この「みつけてん」が一番ハッピーな終わり方に感じましたのでわが家はこの本を購入しました笑
ぜひぼうしシリーズ、読んでみてくださいね(^^♪

絵本は一生のうちに3回楽しめます ！

親になって、読み聞かせの講座に参加した時のことです。
講師の先生が「絵本は一生のうちに3回楽しめます」と仰いました。

1回目は自分が幼い頃、誰かに読んでもらうとき。
2回目は自分が親になってから、子どもに読んであげるとき。
3回目は自分が年を重ねてから、自分のために読むとき。

同じ本でも、自分の年齢や誰のためにページをめくるのかで、感じ方が変わるとのことでした。
大人になってから読む絵本は、つい活字を追いかけてしまいがちですが、「絵」を楽しんでいる子どもは、大人が気付かない部分を読み取っていることが多いと思います。

私も今この時から、子どもと一緒にたくさんの世界に触れてみたいと思います(^^♪
ぜひ、お子さんとの読み聞かせの時間を楽しんでくださいね！

最後までお目通しありがとうございました♪