こんにちは!ゆりこです。
わが家は3人の子どもがいます。強気な妹に泣かされる兄。と思えば弟を守ってくれる頼りがいのある一面も持っていたりして、全てが年の順通りのパワーバランスではありません。どこのご家庭にも通じるのではないでしょうか?
今日ご紹介するのは、おとうとだけどお兄ちゃんにもなれる、可愛らしい本です
「999ひきのきょうだいのおとうと」
こちらの本は、999ひきのきょうだいシリーズの第4作になります。
春の池で産まれたおたまじゃくしの兄弟が、かえるになって池から出ていきました。でも、まだしっぽのある一番小さなおたまじゃくしは、池に残ったまま。そこへ、ざりがにの赤ちゃんがやってきました。しっぽも足もあるおたまじゃくしをお兄ちゃんだと思ったのです。おたまじゃくしは、お兄ちゃんになって遊んであげました。ところが、いっしょに眠っているうちに、母ざりがにがやってきて、ざりがにを連れて帰ってしまいました。 やがてかえるになったお兄ちゃんは、弟を捜しに出かけます。でも、池の外は危険がいっぱい!ほら、かえるをねらうへびが現れて…お兄ちゃん大ピンチ!!
きょうだいの成長を追いかけるおとうと
きょうだいたちは足が生え、手が生え、先に成長していく姿が気になる主人公の「おとうと」。追いついたと思ったらまたきょうだいたちは次のステップに進んでいきます。 羨ましい、格好いい、僕もああなりたい…!感じ方はそれぞれだなぁと思います。
今まで呼ばれたことのなかった「お兄ちゃん」という響き
そんな中、自分のことを「おにいちゃん」と呼んでくれたザリガニの赤ちゃん。今まで一番末っ子だった主人公が、新鮮な響きに心躍る様子が目に浮かびます。わが家に第二子、第三子と家族が増えたときの上の子の描写のようです。
※もちろん赤ちゃん誕生と言う大きな節目については、ヤキモチや甘えたい気持ちなども絡み合って純粋な喜びだけではないかと思いますが…(^^;
大ピンチを助けてくれたのは…!
おとうとであり、おにいちゃん。立派なカエルになって池から出る日が訪れますが、池の外には危険もいっぱい。そんな主人公の大ピンチを救ってくれたのは…!と、ハラハラの展開はわが子も息をのんでページをめくっていました。
年齢別オススメ度はこちら!
わが子のヒット度は以下の通りです!
5歳…☆☆☆ 3歳…☆☆☆ 1歳… ☆☆ 親…☆☆☆
おにいちゃんとザリガニの声色を変えて読んでみたりと上2人には☆3つ!
きょうだいで描かれているときページでは主人公はひとまわり小さく描かれているのですが、一番小さいおとうとを探して遊ぶゲームにもハマっていました!
ストーリーは難しくあまり興味を持っていない1歳☆1つですが、はっきりした色彩は分かりやすいようでした。
自分の成長を周りと比べてしまう様子は、親の立場からすれば「あなたはあなたのスピードで良いよ」と言いたくなりますが、私も幼い頃には誰かを羨ましく思い、劣等感を持っていた経験があるのですよね。。本人目線と親目線、両方から読み込める内容に親☆3つです!
絵本は一生のうちに3回楽しめます !
親になって、読み聞かせの講座に参加した時のことです。
講師の先生が「絵本は一生のうちに3回楽しめます」と仰いました。
1回目は自分が幼い頃、誰かに読んでもらうとき。
2回目は自分が親になってから、子どもに読んであげるとき。
3回目は自分が年を重ねてから、自分のために読むとき。
同じ本でも、自分の年齢や誰のためにページをめくるのかで、感じ方が変わるとのことでした。
大人になってから読む絵本は、つい活字を追いかけてしまいがちですが、「絵」を楽しんでいる子どもは、大人が気付かない部分を読み取っていることが多いと思います。
私も今この時から、子どもと一緒にたくさんの世界に触れてみたいと思います(^^♪
ぜひ、お子さんとの読み聞かせの時間を楽しんでくださいね!
最後までお目通しありがとうございました♪