こんにちは!ゆりこです。
絵本の中の文章が、ついその後も頭の中でループしちゃうことってありますよね?
今日ご紹介するのは、文章量はありますがそんなつい口にしたくなってしまうフレーズの入った可愛らしい絵本です(^^)/
「へちまのへーたろー」のあらすじ
へちまのへーたろーは『きゅうり』と間違われてしまいました。怒ったへーたろーは、つるつるおはだになったり、人間の言葉を勉強したり、がんばるのですが…。かわいいへーたろーのハッスルに吹き出すユーモア絵本。
大きなへーたろーが得意げにこちらを見ている表紙。
しかし、このイラストだときゅうりだと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
絵本ではへーたろーのことをきゅうりだという女の子が現れます。へちまだと気付いてほしくて、へちまらしさを求めて努力するへーたろーと、ラストに現れる”そっくりさん”に思わず笑ってしまいます。
何度も出てくるフレーズがつい口にしたくなる!!
「へーたろーが そっくりかえって つるから ぶら下がっていると」
このフレーズが本当に何度も何度も出てくるのですが、なんというか、このただの一文が次の展開へワクワクさせてくれるような気がします。
読む前は「へちま」も「そっくりかえる」も「つる」もあまり聞きなれない単語だったわが子ですが、一つずつの意味を話すと、へちまと言う植物にはつるがあることを理解します。そして、へーたろーの「どうだ!」と言わんばかりの表情に納得していました(^^♪
色合いがとにかく可愛い!北欧調が好きな方にオススメ
二宮由紀子さんのお話と、スドウピウさんの優しい絵がとても素敵なこちら絵本。イラストがへーたろーのにくめなさを演出し、様々な表情を描かれていて子どもも楽しんで見ていました。
明るい色味がめくる楽しみを増幅させてくれて、北欧調の雰囲気がお好きな方には絶対オススメ!本棚に置いておくと気持ちが上がる可愛らしい一冊です♪
物語に出てくる女の子とそのお母さんが、同じ色味のお洋服を着ていて親子コーデになっているところも可愛らしいです。
常に前向きに努力するへーたろーは凄い!
「なんでおれきゅうりなんかと間違えられるんだろ」
きゅうりに間違われて悲しい、だから次は間違われないようにへちまらしさを出すべく努力しよう!と、常に前向きなへーたろー。相手を責めるでもなく自分を正当化するでもなくめげない強さを持っていて、大人ながらに見習いたいなぁと思いました。
わが子にも身に着けてもらいたいスキルの一つを、
この絵本で感じてもらえたら嬉しいな
「へちまのへーたろー」の対象年齢は?
繰り返しの内容が続くため、3歳ごろから十分楽しめる内容になっています!
文字量が多いため、1歳には最後まで読むのが難しそうでした(^^;
年齢が上がるごとに、へーたろーの前向きさや、何がショックだったのか、などを読み取れるようになっていくので、何度読んでも楽しめる絵本ですよ♪
絵本は一生のうちに3回楽しめます !
親になって、読み聞かせの講座に参加した時のことです。
講師の先生が「絵本は一生のうちに3回楽しめます」と仰いました。
1回目は自分が幼い頃、誰かに読んでもらうとき。
2回目は自分が親になってから、子どもに読んであげるとき。
3回目は自分が年を重ねてから、自分のために読むとき。
同じ本でも、自分の年齢や誰のためにページをめくるのかで、感じ方が変わるとのことでした。
大人になってから読む絵本は、つい活字を追いかけてしまいがちですが、「絵」を楽しんでいる子どもは、大人が気付かない部分を読み取っていることが多いと思います。
私も今この時から、子どもと一緒にたくさんの世界に触れてみたいと思います(^^♪
ぜひ、お子さんとの読み聞かせの時間を楽しんでくださいね!
最後までお目通しありがとうございました♪